●椎間板ヘルニアの治療法
@絶対安静
椎間板ヘルニアの代表的な治療法はシンプルです。 今も昔も「絶対安静」に敵う椎間板ヘルニアの治療法は 恐らく存在していないでしょう。人間の身体は不思議なもので、何か問題が 起きた場合にはそれを自力で治癒しようと動き出します。病気の場合も 薬を取るのより、適度な水分を摂取し、安静にしている方が良いとする医師の方 も沢山いらっしゃるようです。誰もが見落としがちですが、人間の自己回復能力は 目を見張るものがあるのです。筋肉の炎症を起こした腰には安静が一番。 患部を冷やすのも回復を促進させる良いきっかけになりますが、あくまで安静あっての アイシングであると理解をしましょう。
Aコルセット等の補助具による姿勢補助
椎間板ヘルニアになると一気に身体の動きが取れなくなりますが、 社会人の方の場合は「じゃあ、そういうことで」と長期の休みを取るわけにもいきません。 ですが、オフィスでの仕事というのは腰痛の要因としてはトップクラス。 同じ姿勢で長時間過ごすのは一部の筋肉への筋肉疲労となってしまい、徐々にコリが 生まれてきます。椎間板ヘルニアで腰を痛めているときにそんな姿勢を 取ったらどうなるのか。火を見るより明らかです。更に椎間板ヘルニアの 場合は「神経圧迫」も加わりますので深刻です。そんな時に助けになるのが 「コルセット」などの姿勢の固定具です。腰を固定する事によって筋肉への負担を軽減 させてくれます。ですが、コルセットをつけて楽になったからといって長時間の 仕事をするのは危険ですので、ご注意ください。
B骨格矯正/筋肉調整
椎間板ヘルニアによる筋肉の炎症が治まった場合、骨格に問題が なければ一過性の炎症、いわゆる「瞬間的な過負荷が原因」だったという事になりますが、 「姿勢の歪み」がある場合にはそういうわけにはいきません。姿勢の歪みによる左右の 筋肉負荷の不均等が原因であり、椎間板ヘルニアのきっかけとなった「負荷」 は本当に単なる「引き金」に過ぎません。この場合はしっかりと骨格矯正を行い、姿勢の歪みを治して 筋肉のアンバランスを解消する事が大切です。その場合には「 手技療法」と呼ばれている治療法がお奨めです。椎間板ヘルニア は椎間板破裂による「神経圧迫」という最も厄介な原因もあります。ですので、一過性の 「腰痛」と違い、椎間板ヘルニアの場合は「骨格矯正」も しっかり行い、ヘルニアの患部周辺にかかる圧力負担を軽減させることが 大切になります。
C栄養療法
椎間板ヘルニアを「骨格」「筋肉」といった要素だけで捉えずに、「栄養学」 的に考えるのも大切な事です。特に椎間板ヘルニアにはビタミンB群が良く、 特にB1,6などは大切です。
D運動療法
椎間板ヘルニア対策、特に予防として役立つのはやはり運動療法です。 毎日、少しでも良いので身体を動かす、それも各筋肉をあらゆる方向に伸ばす運動を 習慣付ける事は身体にとって素晴らしい事で、腰痛に限らず、健康面全てに おいて「定期的な運動」は+に働きます。1日30分〜60分程度の軽い運動を取り入れてみては いかがでしょうか。勿論、腰に大きな負担がかかる運動はNGです。あくまで 筋肉を伸ばす事、そして関節をしっかりと動かす事を考えてカリキュラムを作りましょう。
ただし、椎間板ヘルニアの運動療法はあくまで予防,再発防止 という意味合いで行うべきものです。ヘルニアが治まっていない 状態で行うと逆効果ですのでご注意ください。